2003年



恋が散る あの日の記憶忘れまい 桜の下で過ごした夜の



昨夜(きのう)見た 夢の続きを 見るために 星を数える 夏の夕暮れ



上限の月輝いて 西の空 ノスタルジアという風が吹き



あの人も 満天の星 見上げつつ きっと何処かで 祈ってるはず



魚屋の 主人の車の 屋根の上 くっきり残る 猫のあしあと



不思議だね 時が流れた 今ならば あの頃のこと 想い出になる



へこんでも 墜落しても 立ち上がり 夜空見上げて リベンジ誓う



4年目を迎える今年の記念日も 離れて過ごす でも愛してる



来世での再会固く誓い合う 生まれ変わってもきっと逢おうね



穏やかな気持ちでなんて送れない 残されるのも寂しいんだよ



       *       *       *



眠らずに その腕の中包まれて 寝顔眺める新月の夜



あてもなく 流れる雲を 眺めてる 夏少し前 行楽日和



果てしない 雲辿り行き 二人旅 ひたすら喋り続けるために



晴れの日も 嵐の時も 変わらずに 手を取り合って 二人三脚



久々に 休日らしい休日を 共に過ごせたからありがとう



有明の空眺めつつ乾杯し 腕枕する君何思う?



ハワイアンビューティー飲んで甘えてる 恋人のいる日曜の朝



3日間 過ごした後の 一人寝は 手持ち無沙汰で 寂しいような



プロポーズだったのかよくわからずに けれどやっぱり嬉しいのかも



お揃いの 夏用スリッパ 新調し 2つ並べて 新婚ごっこ



       *       *       *



出逢いから 19年目の 誕生日 貴方と過ごす 夢ではなくて



ほろ酔いで あの頃のこと 語り合う ちょっと切なく 苦い思い出



あの頃の あなたと共に いたかった 離れてたから そう思うのか



重なった手のぬくもりに身をゆだね その腕の中 薔薇色になる



また今度逢いたいという願いごと 君の心に届くといいな



また今度逢いたいという願いごと 叶わないかもしれないけれど



真夜中になると電話かけたくなる 伝えたいこと わからないまま



白黒をつけられぬまま抱かれおり それでも思う 次いつ逢える?



こんなにも苦しい思いするならば 逢わない方がいいのだろうか



切なくて 泣きたくて でも泣けなくて 逢いたい せめて声が聞ければ



       *       *       *



本当に切ない時は泣けなくて ため息ひとつ月夜に浮かぶ



追い風に乗り成し遂げた成功に かみしめて飲む 勝利の美酒を



本当は何が答えかわかってて 気付かぬふりをしてるだけです



恋のこと 冒険のこと 語り合う 友に出会いし 不思議な縁(えにし)



あなたから答えのないのが答えだと もう認めてもいい頃だよね?



この恋は壊れてしまいそうだけれど それども君に逢えてよかった



秋風に 満天の星輝いて 明日からまた 初めの一歩



『覚悟』とか『潔さ』とか足りなくて 思い切れない自分が嫌い



今一番ほしいものは潔さ 月へ向かって矢を射るような







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